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命の生死を見つめる映画 『玄牝(げんぴん)』上映会

映画の舞台は愛知県・岡崎市にある産婦人科、〈吉村医院〉。裏庭に移築された江戸時代の古民家には、全国から薬や医療機器などを使わない自然分娩を望む妊婦さんが集まってきます。『玄牝(げんぴん)』は、そこで起こるさまざまな出来事を通じて、生命と自然の関わり、生と死に向き合う人々の姿を追った、河瀨直美監督のドキュメンタリー映画です。

タイトルの「玄牝」とは「神秘なる母性」を意味する老子の言葉。この作品は一昨年にロードショー公開された後、国内はもとより世界20カ国を超える国々で上映されるなど、高い評価を得ています。

この日はまず上映前に〈吉村医院〉で院長補佐を務める島袋伸子さんの講演があり、休憩をはさんで上映、終了後には島袋さんや映画プロデューサーの方を囲んでの「シェア会」も。会場の方々からは「生まれてきた意味を考えさせられました」「生と死について考える良いきっかけになった」「夫とお腹の子といっしょに見られてよかった」といった感想が聞かれました。